関宿中、タイム25分超縮める 実り多き「最下位」 東葛駅伝

2025/10/18 17:30 

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 千葉県北西部の秋の風物詩「第77回東葛飾地方中学校駅伝競走大会」(東葛駅伝、毎日新聞社など主催)は18日、10区間31・9キロで行われた。松戸、野田、柏、流山、我孫子、鎌ケ谷の6市74校が参加。流山・常盤松が初優勝を果たした。

 野田・関宿中は過去2回続いた最下位からの脱出に挑んだ。1区・横内翔選手(3年)は「食らい付いていきたい」と意気込み、実方和也監督のシューズを借りて出走した。しかし、全区にわたり下位から抜け出せず、10区でついに繰り上げスタートに。それでも10区・土田裕麻選手(2年)が懸命に走り、暖かい拍手を浴びながらフィニッシュした。

 途中棄権のチームを除いて3年連続の最下位となったが、総合タイムを25分22秒縮めた。「記録を縮めたのはすごいこと。よく頑張った。感動した」と実方監督。土田選手は噴き出す汗と一緒に悔し涙を拭いながら、声を絞り出した。「もっと練習を大事にして、来年こそは最下位を脱出したい」【柴田智弘】

毎日新聞

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