名古屋主婦殺害 予期せぬ訪問で襲われたか 机にむきかけのみかん
1999年、名古屋市西区の自宅アパートで高羽(たかば)奈美子さん(当時32歳)が殺害された事件で、愛知県警が昨年から重点的な捜査対象を数百人とし、殺人容疑で逮捕した同市港区のアルバイト、安福(やすふく)久美子容疑者(69)には今年8月から複数回、事情を聴いていたことが県警への取材で判明した。
県警はこれまで、5000人以上の関係者から事情を聴いてきたが昨年、DNA型の鑑定を実施していなかったり、高羽さんの夫、悟さん(69)と関係のあったりした人物を精査して数百人に絞り込んだ。この中に安福容疑者も含まれており、今年8月から複数回、任意で事情を聴いていたという。
安福容疑者は鑑定への協力を拒んでいたが10月30日になって必要な検体を提出した後、一人で県警西署に出頭した。県警は翌日、安福容疑者のDNA型が現場の血痕と一致したことから逮捕に踏み切った。
また、現場の部屋の机に、むきかけのみかんや食べかけのカップ麺があったことも新たに判明した。悟さんによると、高羽さんはきちょうめんできれい好きな性格だったという。県警は、来客を予期していなかった高羽さんが、面識のなかった安福容疑者に襲われたとみて詳しい状況を調べている。
安福容疑者の逮捕容疑は99年11月13日ごろ、自宅アパートにいた高羽さんの首などを刃物で複数回、刺して失血死させたとしている。県警は2日、安福容疑者を送検した。
一方、市内の寺では高羽さんの二十七回忌法要が営まれ、遺族ら約10人が参列した。事件当時2歳で、高羽さんの傍らにいたものの無傷だった長男、航平さん(28)は「母には少しでも安らかに眠ってほしいと思う。犯人の逮捕で一区切りはついたが、動機を知りたい」などと話した。【丘絢太、塚本紘平】
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