両陛下、6年ぶりに三重県訪問 「海づくり大会」出席へ

2025/11/08 13:57 

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 天皇、皇后両陛下は8日午後、「第44回全国豊かな海づくり大会」に出席するため、三重県に入られた。名古屋駅を経由し、近鉄の観光特急「しまかぜ」の臨時専用列車で午後2時ごろに近鉄鳥羽駅に到着。一見勝之知事らが出迎えた。9日まで滞在する。

 両陛下は8日、鳥羽水族館を訪ねる。日本で唯一飼育されているラッコやジュゴンを見学するほか、希少な淡水魚ウシモツゴ(コイ科)の保全活動などについても説明を受ける。

 9日は、午前に志摩市の阿児アリーナで大会式典に臨む。午後は、南伊勢町の宿田曽漁港に移動。リアス海岸の五ケ所湾につながる漁港で、周辺はイセエビなどの漁場になっており、両陛下は稚エビやマダイの稚魚を放流する。

 この日は県立水産高校の生徒とも交流し、実習船「しろちどり」の説明を受ける。

 両陛下が出向く恒例の地方行事は四つある。今年は「海づくり大会」の三重訪問が最後となる。両陛下の三重訪問は、2019年の即位に伴う伊勢神宮参拝以来6年ぶり。【山田奈緒】

毎日新聞

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