札幌の「LUUP」、雪解けまでお休み 今季は16日までで提供終了
電動キックスケーターのシェアサービス「LUUP」(ループ)が7月末から札幌市内でサービスを始め、積雪に備えて11月16日で今年の提供を終える。北海道警によると、提供開始から約3カ月の間、道内でループ関連の人身事故は0件だった。提供再開は雪解けする来年4月以降で、ループの担当者は引き続き安全な利用を呼び掛けている。【和田幸栞】
ループは、東京や大阪など全国で電動キックボードと電動アシスト自転車のシェアリングサービスを展開するLuup(ループ、東京)が提供している。
同社サービスオペレーション室の鈴木尉大(やすひろ)さんによると、札幌市内では人通りが多い中央区や北区などにポート(専用駐輪場)を約60カ所設置。利用者数は非公開としているが、「思っていたより多く使っていただいている」と説明する。
課題と見られていたのは、利用者への交通ルールの周知だ。
電動キックスケーターは2023年7月施行の改正道交法で「特定小型原動機付自転車」に位置づけられた。最高速度は時速20キロで原則、車道を走行する。規制は自転車並みだが、全国で信号無視や一時不停止、歩行者妨害などの違反が相次いでいる。
道警によると、道内では1月以降、ループを含む特定小型原動機付自転車の人身事故は起こっていない。電動キックボードの交通違反は、ループのサービス開始以降の8月から10月末までに7件で、うち4件が歩道通行だった。
道警は10月15日、帰宅時間に合わせ、ループの担当者も同行し、札幌市中央区の狸小路商店街近くの路上で安全な利用を啓発した。歩行者に「車道通行が原則」などのルールをまとめたビラを配った。
近くに職場があるという男性は「(ループは)使ったことはない」としつつ、警察官から「ヘルメットの着用は努力義務」などと説明をされると、「事故が起きた時、自分の身を守れますよね」と応じていた。
ループによると、交通違反者により厳しく対処するため、同社は11月7日からサービスの利用規約を一部改定した。サービスを利用するためには、違反した場合、警察がループに違反情報を提供することに同意が必要となる。違反が重なった場合には利用停止を含めた対応をとるなど、警察との連携を強化し、安全対策を進めている。
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