石材はんこで漢字に親しんで 「現代の名工」らが指導 京都

2025/11/30 15:38 

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 立命館大白川静記念東洋文字文化研究所の体験型漢字講座「はんこを作ろう」が30日、京都市北区の衣笠キャンパスで午前と午後の2回あり、小中学生や保護者ら計約130人が参加した。篆刻(てんこく)作家2人の指導を受け、彫刻刀を使って石材のはんこを作りながら漢字に親しんだ。

 同研究所が2007年から全国各地で開催し、通算272回目、京都では79回目。伝統工芸「京印章」を受け継ぎ、「現代の名工」にも選ばれた「前川誠意堂」(中京区)の2代目社長、前川五風(ごふう)さん、その息子で3代目となる日展作家の峰雲(ほううん)さんが講師を務めた。

 参加者は刻む文字の篆書体を辞書などで調べ、同研究所の研究員や漢字教育士らも助言。石材の印面に逆字を書いて彫り進めた。両親と2人の弟と参加した市内の小学6年、平岡煌健(こうけん)さん(12)は「煌」の字で作製。「初めてなので難しいと思ったけど、こつがつかめて楽しくなり、漢字にも親しめた。またやりたい」と笑顔で話した。【太田裕之】

毎日新聞

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