「ヘイトスピーチをやめろ」 各地の「移民反対デモ」に抗議活動

2025/11/30 17:18 

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 海外からの移民を受け入れる政策に反対するデモが30日、全国各地で行われた。「移民は帰れ」などと差別的な主張を繰り返すデモに対し、差別に反対する活動も行われ「ヘイトスピーチをやめろ」と訴えた。

 東京のJR新宿駅前であったデモには、100人以上が集まって移民に反対する主張を繰り返した。周囲では差別に反対する「カウンター」の活動もあり、双方が接近して警察官が引き離す場面もあった。

 デモに参加した飲食業の男性(48)は「移民は優遇されている」と主張し「移民政策にノーを突きつける」と語った。

 一方、反対の声を上げた大学生の女性(23)は、日本人の母と海外出身の父を持つ。女性は日本国内で生まれ育ったが、容姿などから外国人と勘違いされることがあるという。「ミックスルーツの友人もいるが、みんな日本で生まれ育ち、日本語を話しているのに『帰れ』と言われる。友人のためにも、私は反対の立場を示し続けます」と話した。

 「差別主義者に居場所なし」というプラカードを掲げた書店員の男性(30代)は「移民には特権があると言う人たちがいるが、移民だけの特権などない」と強調する。ヘイトスピーチに反対するミュージシャンに感銘を受け、自身も7年ほど前から路上で反差別の活動をしているという。

 男性は差別的なデモの参加者が増加してきていると感じており「『あっちの人』には届かないかもしれないけど、通行人が間違った知識でデモに参加しないように訴えたい」と語った。【山田豊】

毎日新聞

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