がれきの中に日常、市民が願うことは シリア第2の都市「解放」1年
にぎやかな通りを歩くと、崩れかけた無人の住宅があらわれた。観光名所の城塞(じょうさい)の前では、破壊された建物を背に住民がおしゃべりし、笑い合っている。銃弾の跡が残る壁。焼け焦げた建物。そうしたものは、この街ではあまり珍しくはない。
内戦で激しい戦場となったシリア第2の都市・アレッポ。ここでは、今もがれきの中に日常がある。
市内北部の旧市街。細い路地を入ると、崩れた建物が並ぶ広場に出た。完全に崩落したものもあれば、壁だけが残り、屋内はがれきの山になっているものもある。
「この辺りはとても素晴らしい場所だった。ホテルもレストランも市場もあった」
近くに住むジョージ・イブラヒムさん(55)は懐かしそうに言った。
アレッポは2012年から内戦の戦火が広がり、アサド政権の政府軍と反体制派の前線の一つとなった。多くの住宅が被害を受け、歴史的なスーク(市場)やモスク(イスラム教礼拝堂)も破壊された。
イブラヒムさんの自宅周辺も「大変な戦い」が起きた。自宅前の通りは戦場となり、買い物のため外出するのも命がけだった。
16年に政府軍がアレッポ全域を制圧したが、その後も復興は進まず、避難した住民もほとんど戻っていない。
アレッポが再び「解放」されたのは、昨年11月30日のことだ。
わずか数日の戦闘で反体制派がアレッポを制圧し、そのまま首都ダマスカスへなだれ込んだ。アレッポ奪還は、昨年12月のアサド政権崩壊に向かう最初の一歩となった。
あれから1年。イブラヒムさんはただ「このまま安全に暮らしたい」と願う。
反体制派を率いたシャラア暫定大統領は29日、アレッポ城を訪れ、「解放」を祝う式典に参加した。
そして、市民に向けてこう呼びかけた。
「アレッポの解放により、シリア全土に希望が戻った。シリア再建のため、アレッポの復興は欠かせない」【アレッポ(シリア北部)金子淳】
-
ウクライナ軍、ロシアの「影の船団」2隻を攻撃 1隻炎上、航行不能
ウクライナ保安局(SBU)は29日、ウクライナ軍が28日、トルコ沿岸の黒海をロシアに向け航行中のタンカー2隻を国産の海上ドローン(無人機)で攻撃したと発表した…国 際 4時間前 毎日新聞
-
ガザの死者、7万人を超える 停戦後もイスラエルの攻撃続く
パレスチナ自治区ガザ地区の保健当局は29日、2023年10月のイスラエルとイスラム組織ハマスとの戦闘開始以降のガザ側の死者が7万人を超えたと発表した。10月の…国 際 6時間前 毎日新聞
-
トランプ氏、ベネズエラ上空「封鎖」と警告 マドゥロ政権に圧力
トランプ米大統領は29日、自身のソーシャルメディアへの投稿で、南米ベネズエラの上空や周辺空域は「全面的に封鎖されている」と警告した。「全ての航空会社、パイロッ…国 際 6時間前 毎日新聞
-
友好国首脳と会談重ねるプーチン氏 和平巡る対米再交渉を前に布石
ウクライナでの和平を巡る米国とロシアの再交渉が来週前半に予定される中、プーチン露大統領は友好国の首脳らと会談を重ねている。自国の主張への理解を広げる狙いがある…国 際 20時間前 毎日新聞
-
香港の高層住宅火災、捜査員600人が現場入り 原因究明に着手
香港北部・大埔の高層住宅群で発生した大規模火災で、捜査当局は29日、600人態勢のチームを火災のあった住宅内部に派遣し、犠牲者の身元特定と原因究明に向けた証拠…国 際 20時間前 毎日新聞













