山上被告「非常に責任は重い」 信仰続ける母へ「静かに過ごして」

2025/12/04 17:25 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 安倍晋三元首相銃撃事件で起訴された山上徹也被告(45)は4日、奈良地裁(田中伸一裁判長)で開かれた裁判員裁判の被告人質問で、事件について改めて問われ、「非常に責任は重いと思っています」と語った。

 被告は「非常に影響力が大きい安倍元総理を殺害してしまったことは、とても大きな意味があったことだと思っています」と述べた。

 そのうえで「選挙中に(同種の事件を起こす)他の模倣犯を生んでいることにもつながり、陰謀論なども自分の行いによって生まれている」と述べ、「その点も含めて非常に責任は重い」と語った。

 一方で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)への信仰を続ける母親に対しては「静かにどこかで過ごしてもらえれば。それが一番良いと思っています」と述べた。「あなたはそれに関わらないという意味か」と問われると、「現時点ではなんとも分かりません」と話した。【林みづき】

毎日新聞

社会

社会一覧>