デフリンピック金の女子バスケ3選手、地元の北九州市長を表敬訪問

2025/12/10 18:20 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 11月に日本で初開催された聴覚障害者の国際総合スポーツ大会「デフリンピック」で金メダルを獲得した女子バスケットボール日本代表の北九州市出身の3選手が10日、武内和久市長を表敬訪問した。

 11月25日にあった決勝戦では強豪アメリカを相手に65―64の接戦を制した。羽田まりな選手(21)=九州共立大=は、第4クオーター残り24秒からフリースロー2本を決めるなどの活躍だった。表敬訪問で武内市長に当時の思いを聞かれた羽田選手が「いつも通り打とうと決めて、決められてうれしかった」と話すと、武内市長は両手を顔のそばで振る手話の拍手で活躍をたたえた。

 藤田彩音選手(24)=山九=は大会まで「聞こえる人のチームに参加するなどトレーニングしてきた」と明かし、沼口紗也選手(26)=安川電機=は「障害の壁がたくさんあったが挑戦することを諦めずにきた。皆さんにも挑戦を続けてほしい」と手話で伝えた。【山下智恵】

毎日新聞

社会

社会一覧>