大分市教委が謝罪 中学校での暴行動画拡散、加害生徒は暴力認める
大分市の中学校で生徒間の暴力行為を撮影したとみられる動画が交流サイト(SNS)で拡散した問題で、市教育委員会は9日に記者会見し、動画に映っている生徒が市立中の生徒だったと認め「被害に遭った生徒と関係者に深くおわびする」と謝罪した。
動画は8日にX(ツイッター)に投稿され、校内の廊下で体操服姿の男子生徒が別の男子生徒に馬乗りになって複数回殴ったり、頭を蹴ったりする様子が映っていた。市教委によると、撮影時期は2025年7月で、居合わせた生徒が休憩時間に学習用のタブレット端末で撮影し、自身のスマートフォンに転送していた。
市教委は8日朝に動画の投稿を把握し、大分県警に相談するとともに学校に職員を派遣して状況を確認。加害生徒は暴力行為を認めているという。被害に遭った生徒は通常通り通学している。学校側は動画の拡散以前には、加害生徒による暴力行為を把握していなかったという。
動画の暴力行為がいじめや「いじめ重大事態」に該当するかどうかについて、市教委は「十分に(被害者と加害者)双方の話が確認できておらず、調査中」としている。
市教委は他にも、同じ加害者とみられる生徒が別の生徒に暴力を振るう2本の動画がXに投稿されていることを確認。動画の拡散に伴い当事者らに対する2次被害の恐れがあるとして、市教委は一連の動画の削除を依頼する方針。
市教委の粟井明彦教育長は会見で「いじめや暴力行為は絶対に許されない。被害生徒の心のケアに最優先に取り組み、関係生徒への指導を徹底していく」と述べた。
一方、熊本県でも商業施設で少年が暴行を受ける様子を撮影したとみられる動画が9日にSNSに投稿され、拡散されている。約1分半の動画では、少年が首を絞められたり殴られたりしているのを複数の人物が見ている様子が映され、県内に実在する中学校の名前も記されていた。地元の教育委員会や県警が事実確認を進めている。【李英浩、山口泰輝、山口桂子、野呂賢治】
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