「ありがとう、バイバイ」 上野動物園の双子パンダ、返還前に公開

2026/01/25 18:42 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 東京都台東区の上野動物園で25日、中国への返還を前に双子のジャイアントパンダ、シャオシャオ(雄・4歳)とレイレイ(雌・同)が最後に一般公開された。

 事前の抽選に当選した4400人が別れを惜しんだ。荒川区の住川愛さん(34)は、母はるみさん(69)、息子紬葵(つむぎ)ちゃん(2)と観覧した。紬葵ちゃんは、愛さんが同園で買ったパンダのぬいぐるみがお気に入り。はるみさんは高校生の時、1972年に初めて中国から贈られたカンカン・ランランを見た。「パンダは上野の象徴。政治利用されずに、またどこかで会えたらうれしい」と、はるみさん。愛さんが「ありがとう、バイバイって言えたね」と話しかけると、紬葵ちゃんもうなずいていた。

 金子美香子副園長は「生まれた時から見守ってくれた来園者が最後に一緒に過ごしたいと集まり、大変ありがたい」と感謝した。

 双子は27日に出国する。国内のパンダはこの2頭のみで、53年余りで初めて列島からパンダがいなくなる。【加藤昌平、柳澤一男】

毎日新聞

社会

社会一覧>