FRB次期議長レース最終盤 資産運用会社幹部リーダー氏が急浮上

2026/01/24 17:32 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 米連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長を巡る選考レースが最終盤を迎えている。最有力と目されたトランプ大統領側近のハセット国家経済会議(NEC)委員長が起用されない見通しが強まり、代わって資産運用会社ブラックロック幹部のリーダー氏が急浮上。ウォーシュ元FRB理事とともに有力視されている。

 次期議長を指名するトランプ氏は、FRBに大幅利下げを公然と要求している。人選は今後の金融政策や世界の金融市場に大きな影響を与える可能性があり大きな注目を集めている。

 FRB議長は、現職のパウエル氏の任期終了が5月に迫っている。トランプ氏は昨年12月以降、4人に絞り込んだ候補者との面接などで誰が適任か吟味してきた。選考手続きを主導するベッセント財務長官は20日、「大統領は早ければ来週にも決定を下すだろう」との見方を示した。

 ここに来て有力候補に急浮上したのがリーダー氏だ。米ブルームバーグ通信などが23日、事情に詳しい関係者の話として報じた。リーダー氏は長らく金融業界を歩み、現在は同社の債券戦略を統括している。FRBでの勤務経験がなく、FRB「改革」に積極的な姿勢がトランプ氏からの評価を高めているという。

 もう一人の有力候補はウォーシュ氏で、トランプ氏が昨年12月の米メディアのインタビューで、更なる利下げが必要と考えている「素晴らしい」人物だと絶賛した。米国の大手予測市場「ポリマーケット」では、23日夜時点でリーダー氏の指名確率が5割超、ウォーシュ氏は3割超となっている。

 一方、ハセット氏については、トランプ氏がNEC委員長として留任させる考えを表明。「最有力」から大きく後退した。このほか、FRBのウォラー理事も候補に名前が挙がっている。【ワシントン浅川大樹】

毎日新聞

経済

経済一覧>

写真ニュース