西半球の権益確保と対中国の抑止策を重視 米が国家防衛戦略公表

2026/01/24 12:42 

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 米国防総省は23日、国防政策全般の指針となる「国家防衛戦略(NDS)」を公表した。

 NDSの策定は第2次トランプ政権で初めて。対中国の抑止策と南北の米大陸を中心とする西半球の権益確保を優先事項として明示した。

 NDSでは、トランプ政権が中国との安定的な関係構築を目指すとする一方、中国による米国、同盟国の支配を容認しないとの立場を強調。日本の南西諸島から台湾、フィリピンを結ぶ「第1列島線」の防衛強化に努め、平和を維持する考えを示した。

 また、同盟国などに積極的な集団防衛への貢献を要求。防衛費の国内総生産(GDP)比5%を「新しい世界基準」として提唱した。

 一方、西半球では、過去数十年の歴代米政権が防衛をおろそかにしたと指摘。デンマーク自治領グリーンランドやパナマなどで敵対勢力が影響力を拡大しており、米国は権益を守るため、必要であれば軍事力を行使すると強調した。【ワシントン金寿英】

毎日新聞

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