ANAが関空発着の国内線を大幅縮小 赤字4路線は運休

2026/01/24 09:00 

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 全日本空輸(ANA)は関西国際空港発着の国内線を現在の1日あたり5都市12往復から大幅に縮小し、羽田便のみの1都市5往復とすることを決めた。3月29日以降の夏スケジュールで、赤字が続く札幌や那覇、沖縄・宮古、石垣を結ぶ4路線を運休する。ANAは「急激なコストの増加によって赤字幅が拡大し、今後も黒字化を見通せない」と説明している。

 ANAは関空が開港した1994年以降、関空と札幌、那覇を結ぶ路線の運航を続けており、2路線の運休は初めて。代わりに、ANAグループの格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーションが増便し、時期によって関空―札幌は1日6~10往復、関空―那覇は1日4~7往復を運航する。また、ANAは大型連休や夏休みの期間限定で伊丹―宮古の運航を計画している。

 ANAは「利用いただいていたお客さまにご不便をかけ申し訳ない。伊丹空港や神戸空港からのコードシェア便を含めた運航で関西エリアのお客さまの幅広いニーズに応える」とコメントした。

 航空各社の国内線は、旅客数がコロナ禍前と同水準まで回復したものの、運賃の単価が高いビジネス目的の需要が減少し、収益環境が悪化。物価高や円安の影響を受け、燃料費や整備費などのコストも増大している。

【中村宰和】

毎日新聞

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