「綱」の責任、大の里 琴桜降し「残り2番に集中」 大相撲初場所

2026/01/23 20:31 

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 ◇大相撲初場所13日目(23日、東京・両国国技館)

 ◇○大の里 寄り切り 琴桜●

 横綱としての責任感が体を動かしている。左肩に不安を抱える大の里が巨体の大関を退けて9勝目。万全でない中でも意地を見せて3連勝とした。

 体当たりから右を差し込んで琴桜の動きを止める。腰が重い相手にてこずったが、左でおっつけ、そのまま前に出て勝負を決めた。

 今場所は薄氷を踏むような取り口で星を拾う相撲が目立つ。192センチ、188キロの体を生かした馬力で圧倒する本来の姿は見られない。8日目、伯乃富士に一方的に押し出されると、そこから3連敗。休場の危機さえささやかれた。

 しかし、戦う気持ちが消えていないか問われると、「もちろんです」。12日目に高安を降して勝ち越した時は「横綱として求められる数字でないが、やるべきことをやっていきたい」と言った。八角理事長(元横綱・北勝海)はこの日、「勝たなければいけないという使命感があった」と評した。

 優勝争いでは2敗の新大関・安青錦が横綱・豊昇龍を破って首位を守った。1差で霧島と熱海富士が追う。

 4敗の大の里にはまだ新大関との一番が残されている。「残り2番に集中し、しっかり星を伸ばせるようにやっていく」。西の横綱が賜杯を懸けた終盤戦をさらに面白くする。【黒詰拓也】

毎日新聞

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