全国農業青年クラブ連絡協で不正出金 3年で計1200万円

2026/01/24 06:30 

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 若手農業者らでつくる「全国農業青年クラブ連絡協議会」の会計担当者が2022年から25年までの間に、協議会が管理する口座から資金を不正に引き出していたことが判明した。確認された不正な出金は99回、計約1200万円に上り、遊興費や生活費、栽培経費に使ったと説明しているという。

 協議会によると、25年6月、新たな会計担当者に引き継ぎをする際、口座の通帳に残高がなかったことなどから発覚した。新型コロナウイルス禍で人との接触を避けようと、簡易的な監査で済ましていため、会計担当者による不正な引き出しを見抜けなかったという。

 協議会は毎日新聞の取材に対し、再発防止策として「口座の監視者を増やし、定期的な監査を行う。規約の改正により確実かつ厳正な監査が行われるようにしていく」と書面で回答した。会計担当者は既に担当を外れて返済中という。刑事告訴に踏み切るかは現時点で決めていないが「今後の状況にもよる」と説明した。

 口座にあった資金は「協議会が主催する大会費用の余剰金の積み立て」で、クラブ員の参加費用や協賛金が原資だという。一連の不正事案は農林水産省や関係企業に報告したとしている。【中津川甫】

毎日新聞

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