将棋連盟、妊娠・出産規定巡り「コミュニケーション不足だった」

2026/01/23 19:55 

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 日本将棋連盟は23日、タイトル戦の妊娠・出産に関する規定を2025年12月に変更した経緯について、説明会を開いた。連盟は25年4月、タイトル戦日程が出産前後14週に重なる対局者は、タイトル保持者、挑戦者を問わず交代させるという規定を施行し、福間香奈清麗(33)が見直しを求める記者会見を開いていた。糸谷哲郎常務理事は「福間清麗と連盟との間でコミュニケーションがうまくいっていなかったのは問題だと重く受け止めている」と反省を口にした。

 24年には出産を控えていた福間清麗が女流タイトル戦の日程変更を求めたが二つの棋戦が予定通り行われ、福間清麗の不戦敗で決着している。

 連盟は今年1月16日、具体的な規定案を検討する第三者委員会を設置した。片上大輔常務理事は25年4月に施行した規定について「日程調整に一切聞く耳を持たない、という意図はなかった」と釈明。規定策定に当たって、妊娠中にタイトル戦を経験した女流棋士に意見を聞くことを「あまりやっていなかった。十分ではなかった」と明かした。

 東京将棋記者会は、規定制定当時に女流棋戦担当だった清水市代会長の出席を求めたが、清水会長は出席しなかった。糸谷常務理事は「より確度の高い情報を伝えたいと思い、女流棋戦と第三者委員会の担当理事が出席することになった」と説明した。【丸山進】

毎日新聞

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