藤井聡太王将、永瀬拓矢九段に角換わり戦制しタイに 王将戦第2局

2026/01/25 19:12 

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 京都市の伏見稲荷大社で繰り広げられたALSOK杯第75期王将戦七番勝負(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社特別協力、ALSOK特別協賛)の第2局は25日午後6時43分、藤井聡太王将(23)が挑戦者の永瀬拓矢九段(33)を111手で降し、対戦成績を1勝1敗のタイとした。持ち時間各8時間のうち残り時間は藤井王将19分、永瀬九段4分。第3局は2月3、4の両日、東京都立川市のオーベルジュときとで指される。

 第1局に続く両者得意の角換わり戦。藤井王将の封じ手(57手目)は受け重視の7四歩だった。永瀬九段は1時間5分の長考で、9七歩と打って端にアヤをつける。中盤の勝負どころを迎え、互いに時間をかけた着手が続いた。

 67手目の2四歩から藤井王将が攻めに転じた。6四歩の取り込みから3五歩突きが巧妙な手順で、攻守逆転。さらに73手目で6三角と打ったのが、藤井王将らしい踏み込みで、4一角成と馬を作ると、控室では寄せの検討が始まった。

 しかし、「どんな手順で爽やかに寄せるか」と検討陣が注目する中、藤井王将は2九飛(81手目)と引き揚げた。「予定変更ではなく、これが読み筋だったら人間の範ちゅうを超えている」。勝又清和七段が驚きを隠さず、立会の福崎文吾九段も「この冷静さはすごい」と感嘆した。

 終盤、藤井王将は相手に飛車を取らせた間に寄せに出て、勝ちきった。【新土居仁昌、丸山進】

毎日新聞

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