逃走中にタイムリープした組員は…動画で暴力団の離脱呼びかけ 福岡

2026/02/15 12:15 

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 暴力団からの離脱や社会復帰を促そうと、福岡県暴力追放運動推進センターと県警が動画を製作し、16日からセンターや県警のホームページ(HP)、SNSなどで公開する。

 動画は約1分で、離脱編と就労編の2本。企画や脚本はセンターと県警組織犯罪対策課が手掛け、撮影は映画やドラマのロケ誘致に取り組んでいる北九州フィルムコミッションなどが協力。2025年12月に北九州市門司区で撮影された。

 離脱編では、警察官から追いかけられる組員が、逃走中に車と接触しそうになった衝撃で高校時代にタイムリープ。勉強や部活、恋愛を楽しんでいた頃を思い出し、「あの頃みたく、もう一度やり直したい」と離脱を決意する。就労編では、センターや県警の離脱支援を受けて暴力団から抜けた元組員が配送会社に就職し、家族のために働く様子を描く。

 県警によると、離脱支援事業は1992年から始まり、統計を取り始めた16年~25年末で計810人が離脱。うち計116人が就労支援を受けた。離脱の理由は▽家族のため(約29%)▽将来のため(約27%)▽組織への不満(約18%)など--。

 動画は、HPやSNSのほか、電子看板で15秒のショート動画を、JR博多駅博多口で16日から1週間、県遊技場協同組合加盟店のパチンコ店など約130店舗でも3月1日から1カ月間公開される。【栗栖由喜】

毎日新聞

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