ヒグマ捕獲数が過去最多2013頭 北海道、昨年の倍 市街地で出没増

2026/02/25 19:29 

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 道は25日、2025年度のヒグマ捕獲数が1月末時点で2013頭(速報値)に上り、統計を取り始めた1962年度以降最多となったと明らかにした。1026頭だった昨年度からは、約2倍と大幅に増加している。

 これまでは23年度の1804頭が過去最多だった。25年度の速報値で最も多いのは9月の492頭で、10月の476頭が続いた。

 速報値には2、3月分は含まれておらず、今後の追加報告などで25年度の確定値はさらに増える見込みだ。捕獲数は道の許可を得た駆除や狩猟などによるものをまとめており、国指定の鳥獣保護区画で国の許可の下で捕獲した数は含まれない。

 25年度は道内でヒグマの人身被害が5件発生し、福島町と斜里町では死亡事故が起きた。道ヒグマ対策室によると、市街地での出没が多発したことが捕獲数の増加の原因とみられる。秋に餌となるドングリなどの実なりが悪かったことが、市街地や農地に出没する一因になったという。

 道は捕獲数の増加と市街地出没の深刻化を受け、これまでは公表してこなかった月ごとの捕獲数速報値を道のホームページで公表すると決めた。【後藤佳怜】

毎日新聞

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