自転車と歩行者の事故、過去20年で最多 4月から青切符の行為は?

2026/02/26 10:03 

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 自転車と歩行者の交通事故は2025年に前年比226件(7・4%)増の3269件で、過去20年で最多となったことが26日、警察庁のまとめで判明した。歩道と横断歩道での事故が半数を超えており、警察庁は事故を起こさなくても歩行者の通行を妨げた場合は、4月から自転車の交通違反の取り締まりに導入される「青切符」の対象になると注意を呼び掛けている。

 自転車と歩行者の事故は、16年の2281件から増加傾向が続き、23年に3208件と初めて3000件台となった。25年の事故の内訳は、死亡・重傷事故が前年比5件増の356件、軽傷事故が221件増の2913件だった。

 現場別でみると、歩道の1523件(前年比90件増)と横断歩道の328件(同5件減)で全体の56・6%を占めた。他は車道1220件(同109件増)、その他198件(同32件増)だった。

 4月からは自転車の交通違反に対し、青切符を交付して反則金を納付させる新制度が始まるが、事故を起こさなくても歩道と横断歩道での悪質な違反は青切符で摘発される。

 そもそも自転車は車道走行が原則で、一定の条件下で歩道を走行する場合は歩行者への配慮が必要。歩道や横断歩道で歩行者の妨げとなるのに一時停止をしない場合や、スピードを出して歩道を走行して歩行者を立ち止まらせるなどの行為は青切符の対象となる。

 一方、自転車乗車中の死者数は前年比23人減の301人と16年の504人から4割減った。ただ、自転車側に何らかの交通違反がある割合は79・7%で高止まりが続いている。

 また、電動キックスケーターの交通事故は25年に386件で、うち11・1%の43件で運転者が飲酒していた。この割合は原付きバイクの約19倍、自転車の約16倍となっている。

 時間帯別では午前0~5時台に6割の29件が集中しており、警察庁は「終電後の帰宅手段としてシェアリングサービスが多く利用されている」とみている。

 また、自動車の死亡・重傷事故では、スマートフォン利用による「ながら運転」の事故が前年比10件増の148件で、過去10年で最多となった。

 外国人運転者による自動車の死亡・重傷事故は2・3%と15年の1・1%から約2倍になった。来日外国人や在留外国人の増加に伴う傾向という。【深津誠】

毎日新聞

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