「トケマッチ」元代表、起訴内容おおむね認める 高級腕時計横領の罪

2026/03/05 16:13 

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 腕時計のシェアリングサービス「トケマッチ」を巡り、所有者から預かった時計を無断売却したとして、業務上横領罪に問われた運営会社の元代表、福原敬済(たかずみ)被告(44)は5日、東京地裁で開かれた初公判で起訴内容をおおむね認めた。被害品の腕時計の時価金額については「正しいか分からない」と述べた。

 トケマッチを巡っては、預けた腕時計が返却されないとして、全国の利用者が総額28億円超の被害を訴えていた。

 福原被告は、2023年9月~24年1月、都内の男性から預かった高級腕時計「ロレックス」(時価総額約1600万円相当)を着服したほか、23年7月~24年1月ごろ、別の男性から預かっていた高級腕時計12本(時価総額約1300万円相当)を横領したとして、起訴されている。

 トケマッチは、所有者から腕時計を預かり、借りたい人にレンタルするサービスを展開。テレビCMなどで腕時計を預ける人を盛んに募ったが、24年1月に解散を公表し、事業も停止していた。

 捜査関係者によると、24年5月時点で、利用者650人が45都道府県警に被害届を提出。運営会社に預けられた腕時計は計1700本(時価総額28億円相当)に上り、うち1300本が勝手に売却されたり、質に入れられたりしていたという。

 福原被告は24年1月、アラブ首長国連邦(UAE)に出国し、その後、国際手配された。身柄を拘束したUAE当局から引き渡しを受けた警視庁が25年12月に逮捕した。【安達恒太郎】

毎日新聞

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