こも外しで春実感「今年は暖かい」 静岡・三島の旧東海道松並木

2026/03/05 16:52 

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 啓蟄(けいちつ)の5日、静岡県三島市川原ケ谷の旧東海道松並木で、幹に巻いたこもの取り外しが行われた。こもはマツカレハの幼虫など害虫駆除のため昨年11月7日の立冬の日に巻かれたが、外したこもにはカメムシがいたほかは、ダンゴムシやクモが多く、こも巻きの効果はやや期待外れだった。

 松並木が残るのは約1キロ。1604(慶長9)年に東海道が改修された際に植えられたのが起源だが、太平洋戦争中に多くの松が伐採されマキにされてしまい、現在の松は戦後植え直されたもの。約300本のうち、幹の太い約100本にこもが巻かれた。

 5日は午前8時ごろから、造園業者の6人がこもを巻く縄を切り、中の虫を確認しながら外したこもを折りたたみ、トラックに積んだ。造園業者で作る三島環境緑化研究会の加々見勝八郎さん(84)は「こも外しをすると、ようやく春が来たと毎年思うが、今年は暖かくハクモクレンが1週間も早く咲いた。こもの中に毛虫は一匹もいなかった。ここ1、2年少なくなった」と話した。【石川宏】

毎日新聞

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