藤井聡太名人がNHK杯連覇 増田康宏八段を破り、3回目の優勝
第75回NHK杯将棋トーナメントの決勝が8日午前、NHKEテレで放送され、藤井聡太名人(23)が増田康宏八段(28)を121手で破って連覇を果たした。
藤井名人は終始苦しい展開だったが終盤で生じた長手数の詰みを見逃さず、逆転勝ちで3回目の優勝杯を手にした。
◇詰みが見え 悠然とお茶
対局は2月13日に収録された。増田八段は前期に続いて棋王戦の挑戦者となり、5日前に指された棋王戦五番勝負第1局は増田八段が制していた。
決勝では増田八段が一方的に攻め、藤井名人は敵玉を詰まさないと負けという局面に追い込まれた。実際に約30手にわたる長い詰み手順が潜んでおり、「最初は詰まないのかなと思ってずっと考えていたんですけど、思っていたよりも際どいことに気付いたので、もしかしたらチャンスが来ているんじゃないかなと感じました」。
最初の数手は必死の表情で読んでいた藤井名人だったが、途中で勝ち手順に気付いたのか、手付きに落ち着きが感じられた。最後には、盤面から視線を外して悠然とお茶を飲み干す余裕も見せた。
◇去年より重い優勝杯、もっと鍛錬を
優勝トロフィーには歴代優勝者の名前が台座に刻まれる。台座が名前でいっぱいになったため、2年前には1段追加された。
昨年、2年ぶりに優勝した際に「こんなに重かったかな」と重さの違いに気付いた藤井名人。再びトロフィーを手にして「昨年、重さに驚いたんですけれど、その経験が生きて前より軽く感じる……ということはなく、むしろ去年よりも重く感じました。もうちょっとトレーニングして、ちゃんと持ち上げるようにしなくてはいけないなと感じました」と苦笑した。
2025年度はタイトル戦を除く「一般棋戦」四つすべてで決勝に進んだ。3年連続の準優勝となった銀河戦以外の3棋戦で優勝し、短い持ち時間でも強さを見せ付けた。その要因に時間配分を意識していることを挙げる。
「早指しの棋戦では、棋士になって何年かは中盤戦で時間がなくなってしまうことが少なくなかったので、その時と比べると時間配分や一局を通しての指し方はよくなりました。際どい将棋や途中苦しい将棋はありましたが、以前よりも決断よく指すことを意識するようになって成績も上向いてきています」
一方、25年は王座を失い、26年に入って王将戦、棋王戦で黒星が先行するなど、以前より苦しんでいる。
「長い持ち時間で、結果だけではなく内容的にも苦戦しているので、内容そのものを上げていかなくてはいけないと思っています。先手番と後手番でかなり勝率に差があって、後手番の時に難しい中終盤に持ち込むことができていない将棋もあったので、指し方をもうちょっと工夫しなくてはいけない」
課題に持ち時間の長い戦いを挙げ、あくなき向上心を見せた。
◇番組講師で優勝 あと一歩
増田八段は、25年度後期のEテレの将棋講座「まっすーの振り飛車撃退トレーニング」で講師を務める。講師を務めている間に優勝することを目標に決勝の対局に臨んだ。
優勢を意識していたが最後に勝負を引っ繰り返され、「逆転を警戒していましたが、食らってしまいました」とつかみかけた大魚を逃した悔しさをにじませた。【丸山進】
-
「足長爺」から1000万円届く 米国で射殺された留学生の両親宅に
1992年10月に米国留学中に射殺された愛知県立旭丘高の服部剛丈(よしひろ)さん(当時16歳)の両親宅=名古屋市港区=に昨年10月、匿名の「足長爺」を名乗る人…社 会 7時間前 毎日新聞
-
熱海土石流起点の土地の旧所有者を再逮捕 新型コロナ協力金詐欺疑い
新型コロナウイルス流行期に休業や営業時間短縮に応じた飲食店へ支払われた協力金をだましとったとして、静岡県警は7日、神奈川県小田原市城山3の会社役員、天野二三男…社 会 7時間前 毎日新聞
-
第75期王将戦 第5局の初手は永瀬拓矢九段の2六歩
藤井聡太王将(23)に永瀬拓矢九段(33)が挑むALSOK杯第75期王将戦七番勝負(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社特別協力)の第5局は8日午前9時、栃木県…社 会 8時間前 毎日新聞
-
国際女性デーはなぜ3月8日? 「記念花」ミモザの由来はイタリアに
3月8日は「国際女性デー」。小さくてホワッと丸い黄色の花をたくさん咲かせるミモザが、象徴として親しまれている。なぜ「国際女性デー」は3月8日になったのか。そし…社 会 11時間前 毎日新聞
-
「バイバイ原発」の集い 京都中心部をデモ行進、1000人が参加
東京電力福島第1原発事故の発生から15年を迎えるのを前に、京都市東山区の円山公園音楽堂で7日、「バイバイ原発3・7きょうと」の集いが開かれた。市民有志による実…社 会 21時間前 毎日新聞













