国際女性デーはなぜ3月8日? 「記念花」ミモザの由来はイタリアに
3月8日は「国際女性デー」。小さくてホワッと丸い黄色の花をたくさん咲かせるミモザが、象徴として親しまれている。なぜ「国際女性デー」は3月8日になったのか。そして、ミモザがシンボルになった由来とは。
◇革命の引き金にもなった女性運動
国連によると、国際女性デーのルーツは1848年にさかのぼる。米東部ニューヨークで女性の人権や参政権の保障を求めて会議が開かれた。男女差別が色濃く、1893年にニュージーランドで女性に参政権が認められるまで、女性は政治にほとんど参画できない時代だった。
20世紀に入り、女性運動は国際的な広がりを見せた。1911年3月、欧州各地で同じ日に計100万人以上が参加する集会が開かれた。
第一次大戦中の1917年3月8日にはロシアで「パンと平和」を求める女性のデモが起き、当時の帝政ロシアが倒れる革命の引き金になった。国際女性デーが3月8日とされる理由の一つとなった。
2度の世界大戦を経て、女性の権利拡大は世界各地で少しずつ進み、国連は1975年、女性の地位向上などを目指して国際女性デーを定めた。
◇険しい土地に咲くミモザが象徴に
国際女性デーのシンボルとして定着したミモザは、オーストラリア原産のマメ科アカシア属の樹木だ。黄色い花と緑の葉が特徴で、花言葉は「優雅、感謝、友情」などだ。
イタリア政府観光局のウェブサイトによると、ミモザと国際女性デーとの関係は1946年に始まった。3月上旬に咲くミモザの花は、はかないように見えるが、険しい土地でもたくましく育つ。当時女性運動を主導していた女性政治家らが、ミモザを「女性の日」のシンボルとして提案した。
イタリアでは3月8日を「フェスタ・デラ・ドンナ(女性の日)」と呼び、男性が女性に感謝の思いを込めてミモザを贈る。この風習が派生し、日本でも近年、同様の取り組みが広がりつつ。
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