台湾の行政院長、断交後初訪日 WBC観戦、中国が反発強める可能性

2026/03/07 20:00 

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 台湾の中央通信社は7日、卓栄泰行政院長(首相に相当)が同日東京ドームで行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)台湾対チェコ戦を観戦したと報じた。日本と正式な外交関係のない台湾高官の訪日は異例で、現職の行政院長が訪日するのは1972年の断交後初めてという。今後、中国政府が反発を強める可能性がある。

 同社記者が球場内で卓氏の姿を確認した。同社が公開した動画では、卓氏とみられる男性が三塁側スタンドを警護担当者に囲まれながら歩き、観客らと握手を交わした。観客から「チーム台湾」と呼びかけられた卓氏が同様に返す場面もあった。卓氏は7日朝に東京に到着し、李逸洋・駐日代表(駐日大使に相当)らとともに球場を訪れたという。

 行政院はコメントしていない。

 台湾要人の訪日を巡っては、林佳竜外交部長(外相に相当)が2025年7月に「私的な訪問」(外交部)として大阪・関西万博を視察し、高市早苗氏らと面会したことがある。当時、中国外務省は「反中分裂の政治活動を行う舞台を提供した」として日本側に抗議していた。【台北・林哲平】

毎日新聞

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