「反撃能力」長射程ミサイル 静岡・富士駐屯地に31日配備

2026/03/10 14:37 

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 防衛省は有事の際の「反撃能力」(敵基地攻撃能力)になり得る新型の長射程ミサイルを、31日に陸上自衛隊富士駐屯地(静岡県)の特科教導隊へ配備する。関係者への取材で判明した。現時点で地元住民向けの説明会は予定されていないという。

 配備されるのは、地上発射型の「高速滑空弾」。グライダーのように変則的な軌道を描き、迎撃されにくいとされる。射程圏は数百キロに及ぶ。富士駐屯地で試験が進められていた。

 陸自にとって全く新しい装備品となるため、火力戦闘の教育部隊である教導隊で実践的な運用を図るとともに、効果的な教育方法も検討していく。防衛省は2026年度に陸自の上富良野駐屯地(北海道)と、えびの駐屯地(宮崎県)にも配備する方針だ。

 敵の射程圏外からミサイル発射拠点などを攻撃する長射程ミサイルを巡っては、防衛省が国産と海外製の計8種類の取得を計画している。このうち国産の「12式地対艦誘導弾」を改良した「能力向上型」(射程圏約1000キロ)についても31日に初配備し、配備先は陸自健軍駐屯地(熊本市)を予定している。【松浦吉剛】

毎日新聞

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