歌舞伎町の客待ちで112人摘発 半数弱が「推し活」動機 25年

2026/03/17 08:45 

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 東京・歌舞伎町(新宿区)の大久保公園周辺の路上で続く売買春を巡り、警視庁保安課は、2025年の1年間に売春防止法違反(客待ち)容疑で16~45歳の女性112人を逮捕したと公表した。23年以降は毎年100人前後で推移しており、高止まりしている。「摘発しても、SNSを見て人が集まる状態が続いている」という。

 警視庁によると、前年から15人増えた。半分弱の48人が、ホストやメンズ地下アイドル通いなど「推し活」を動機に挙げた。店側が多額の売掛金(ツケ)を背負わす状況が変わっていないことが背景にあるとみられる。

 また、こうした理由は相手に迷惑を掛けないために隠すこともあり、実際はより多いとみられる。中絶費用や美容整形費用を稼ぐためと答えた人もいた。

 80人(71%)は初犯で、年代別では20~24歳51人(46%)▽25~29歳26人(23%)▽30代16人(14%)▽10代14人(13%)――。

 ◇買春直接罰する条文なく…

 一帯での売買春は、摘発やパトロールの強化により、大久保公園周辺から歌舞伎町内の別の場所に広がりつつある。警視庁は買春目的とみられる男性にも声掛けをしているが、売春防止法には買春を直接罰する条文がなく、男性側の取り締まりには至っていない。【菅野蘭】

毎日新聞

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