「デパートの屋上にゾウがいた!」 日本橋高島屋で企画展
戦後復興期に百貨店「日本橋高島屋」(東京都中央区)の屋上で4年間飼われ、人気者だったゾウや、日本のゾウにかかわる歴史などに焦点を当てた企画展「やっぱりゾウが好き―デパートの屋上にゾウがいた!」が、同店の「高島屋史料館TOKYO」で開かれている。
このゾウはタイ生まれの雌で、1950年5月に来日した。戦時中に動物園で多くの動物が処分されたため、当時はまだゾウが少ないころだった。名前は公募して「タカちゃん」とされてきたが、調べ直したところ、表記は「たかちゃん」とひらがなで発表されていたことが分かった。
性格はおとなしく、ラッパを吹いたり、背中に子どもを乗せたりして、来店客を喜ばせた。企画展担当の海老名熱実学芸員は「戦後まもなく『平和の使者』として迎えられ、人々に希望を与えました」と話す。
企画展では高島屋時代や、その後もたどった。たかちゃんは上野動物園に引き取られたあと、多摩動物公園に移り、90年に死んだ。会場では国立科学博物館に標本として保存されている下あごの骨や、多摩動物公園の倉庫に保管されてる、たかちゃんが吹いたラッパも公開している。
また、江戸時代に将軍にゾウが献上されたことや、祭りに巨大なゾウの作り物が出されたことなど、ゾウと人々との歴史にも触れている。企画を監修した静岡県立美術館の木下直之館長は「ゾウは日本で一番親しまれた外国産の動物で、ゾウとの関係がどのような文化だったのか見てほしい」と述べた。
一方、企画展の一環で昨年、たかちゃんと一緒に写った写真を公募し、130人超から応募があった。このうち背中に子どもが乗った様子を中心に131枚を、会場内でスライドショーで映し出しているほか、画像を拡大して店内2カ所に掲示している。
写真にまつわるエピソードも寄せられた。「戦後まもない日本中が貧しかった時期に、両親は幼い私をデパート屋上に連れていって、高子さんに乗せてくれたのだ、私は大事に育ててもらっていたのだと感じます。この写真は大切な宝物です」など、家族との思い出を重ねた内容が少なくないという。
8月31日まで。開館は午前10時半~午後7時半。入場無料。休館は第2火曜(祝日の場合は翌日休館)と8月19日。問い合わせは高島屋史料館TOKYO(03・3211・4111)。【遠藤和行】
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