原爆死没者名簿の記帳者を初公募、14人が決定 10代が5人

2026/03/18 15:03 

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 広島市が初めて公募していた原爆死没者名簿の記帳者が決まり、同市が18日発表した。15~88歳の186人が応募し、実技や面接による審査を経て15~70歳の計14人を選んだ。原爆を直接体験していない人たちへの引き継ぎが目的で、10代も5人が選ばれた。

 死没者名簿には1年間で亡くなった被爆者の名前を記し、毎年8月6日に執り行われる平和記念式典で市長が原爆慰霊碑に奉納する。これまで被爆者2人が記帳していたが、高齢化により記帳者の確保が課題となり、幅広い世代に被爆の実相を知ってもらうため、公募することを決めた。

 市内在住か市内に通勤・通学している高校生以上(4月時点)を対象に、1月28日~2月27日に募集し、応募者のうち22人が10代だった。選ばれた14人は5月中旬に被爆者の証言を聞くほか、原爆死没者名簿を外気にさらして湿気を取り除く「風通し」作業を見学する。記帳は6~7月に市役所で実施する。【井村陸】

毎日新聞

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