片岡仁左衛門さんら21人、閉館前に道頓堀でお練り 大阪松竹座

2026/03/29 18:41 

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 5月に閉館する大阪松竹座で最後の公演となる「御名残四月大歌舞伎」「御名残五月大歌舞伎」を前に、歌舞伎俳優らによる「お練り」が29日、松竹座のある大阪・道頓堀であった。

 松竹座は1923年、関西で初の本格的な洋式劇場として誕生。江戸時代から芝居町として栄えた道頓堀で「最後の大劇場」として伝統の灯を守ってきた。

 お練りには、公演に出演する片岡仁左衛門さん、中村歌六さん、中村鴈治郎さん、松本幸四郎さんら、ベテランから若手まで東西の俳優21人が、16台の人力車で参加。車列が通るたび、沿道のファンから屋号の「松嶋屋」などのかけ声が飛んだ。

 松竹座前で催された式典では、鴈治郎さんが「松竹座を皆様の目にとどめてください。そのための2カ月の公演です。思い出を残していただきたい」とあいさつ。仁左衛門さんは「必ず、道頓堀にまた小屋が建つと思います。皆様のご声援をよろしくお願いします」と呼びかけ、「大阪締め」の手打ちで芝居町の再興を祈念した。

 公演は「四月」が4月3~26日、「五月」が5月2~26日に開かれる。【関雄輔】

毎日新聞

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