金正恩氏、エンジンの地上噴射実験を視察 新型ICBM搭載か
北朝鮮国営の朝鮮中央通信は29日、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記がミサイルの固体燃料エンジンの地上噴射試験を視察したと伝えた。新たな「国防5カ年計画」の一環としており、昨年10月に初めて公開された最新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)の「火星20」に搭載される可能性がある。
報道によると、エンジンの最大出力は、昨年9月に行われた火星20に使用するエンジンの試験時よりも約30%向上した。また、軽量で強度も高い「炭素繊維の複合素材」を使用しているとしており、射程延長や迎撃を困難にするための多弾頭化を進めているとみられる。
金氏は試験を「国家の戦略的軍事力を最強レベルに引き上げる上で極めて重要な意義を持つ」と強調した。
また、金氏は新型戦車の迎撃システムの評価試験も視察。「現存するほぼ全ての対戦車手段への徹底した掃滅能力を完全に備えている」と述べた。迎撃システムはレーダーを用いているとみられ、専門家からはロシアからの技術供与があったとの指摘が出ている。いずれの視察も日時は明らかにされていない。【ソウル日下部元美】
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