石川・輪島の新小中学校3校で開校式 能登地震被災で再編

2026/04/07 16:27 

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 2024年の能登半島地震や豪雨で被災した石川県輪島市で7日、子どもの減少や校舎の損傷を受けて再編され、新たに開校した市立小学校1校と小中一貫校2校の開校式があった。児童生徒らは新しい校歌を歌って開校を祝った。午後には入学式も行われた。

 地震後、同市では長期避難や転出が相次ぎ、地震前に約1100人いた児童生徒は713人まで減少。教育環境の充実を図るほか、損傷した校舎の解体や改修も必要なため、同市は3月末で11校を閉校し、3校に再編した。3校と存続する輪島中の計4校体制になった。

 このうち三つの小中学校を再編した「門前学園」(同市門前町)では、2年生から中学3年にあたる9年生までの児童生徒約60人が開校式に臨んだ。小川正・市教育長の開校宣言の後、9年生の松本風花さんが「みんなで支え合って温かい、そして一人一人の夢に向かって挑戦し合える学校にしたい」と抱負を述べた。

 新しい校歌は「マツケンサンバⅡ」で知られる作曲家の宮川彬良(あきら)さんが作曲。歌詞は「残酷な天使のテーゼ」を手掛けた作詞家の及川眠子(ねこ)さんが担当した。式には、東京パラリンピック開会式で国歌を独唱した全盲のシンガー・ソングライター、佐藤ひらりさんがサプライズで登場し、児童生徒らと一緒に歌声を響かせた。【中尾卓英】

毎日新聞

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