首都高6人死傷 懲役7年の実刑確定 遺族「苦しみ一生続く」

2026/04/07 16:48 

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 首都高速道路で2024年5月、体調不良のまま大型トラックを運転して玉突き事故を起こし、6人を死傷させたとして、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)などに問われた元トラック運転手、降籏(ふりはた)紗京(さきょう)被告(30)が東京高裁への控訴を取り下げた。3月24日付。懲役7年6月の実刑とした東京地裁判決(25年11月)が確定した。

 事故で夫の裕紀さん(当時42歳)を亡くした杉平智里(ちさと)さんは公判での被告の言動から反省がないと感じてきた。「控訴を取り下げたからといって、終わったともうれしいとも思わない。いまだに一通の謝罪の手紙も届いておらず、被害者遺族の苦しみや悲しみは一生続く」とのコメントを寄せた。

 地裁判決は、運転時に意識が遠のくなど、被告は正常な運転ができないと認識できたのに大型トラックの運転をやめなかったと認定。被告は公判で謝罪したものの「事故は何かの間違いじゃないかと、認めきれないところがあった」と発言していた。

 判決によると、被告は24年5月14日、埼玉県戸田市の美女木ジャンクション(JCT)付近の首都高5号池袋線下りで、渋滞の列に時速75~80キロで追突。計6台を巻き込み、3人を死亡させ、3人に重軽傷を負わせた。【安達恒太郎】

毎日新聞

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