京都・11歳男児不明 地域に広がる不安、学校は防犯カメラ増設

2026/04/08 18:31 

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 男子児童の行方が分からなくなっている京都府南丹市で8日、新学期が始まった。男児が通っていた市立園部小でも始業式が開かれ、教員や警察官が見守る中、児童らが集団で登校した。地域には不安が広がっており、学校側は防犯カメラの増設を決めた。

 行方不明になっているのは安達結希(ゆき)さん(11)。3月23日朝、在校生として卒業式に出席するため園部小の近くで父親の運転する車から降りた後、行方が分からなくなったとされる。

 市教育委員会によると、始業式には2~6年生の約440人が出席。芦刈毅校長が各教室へのテレビ放送で「無事に発見されて戻ってくることを信じている」とした上で「一人で悩みや不安を抱え込まず、結希くんが帰ってきた時に安心して過ごせるクラスをつくっていってほしい」と呼びかけたという。

 この日、学校周辺では数十メートル間隔に地域住民や警察官らが立って見守り、保護者に手を引かれて登校する児童の姿もあった。ボランティアで参加した50代の女性は「子どもたちがそんなに暗い表情ではなかったので安心した。不安を少しでも取り除けたら」と話した。

 府警はこれまで延べ700人以上を投入し、山中や自宅周辺の捜索を続けている。8日も30人態勢で捜索を行ったが、有力な手がかりは得られていない。

 市教委と園部小では今後、出欠確認の連絡を徹底するほか、児童らのケアのためにスクールカウンセラーの配置時間を増やす。

 また、校内にある防犯カメラを数台、増設する予定。カメラの死角を減らすことが目的で、保護者からの要望も踏まえたという。【資野亮太、大東祐紀】

毎日新聞

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