道頓堀川沿いの屋外広告、半数超が「建築基準法に違反」 大阪市

2026/04/14 19:10 

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 大阪市は14日、繁華街・ミナミの道頓堀川沿いにある建物に掲げられている屋外広告物について、110件のうち半数超の59件で法令の定める不燃材料が使われていなかったと明らかにした。建築基準法に違反しているといい、撤去や材料の交換などを進めるよう指導している。

 昨年8月に付近の雑居ビルが燃え、消防隊員2人が死亡した火災を受けて調査していた。この火災は不燃材料が使われていない壁面看板を炎が伝い、延焼が広がったことが判明している。

 建築基準法は繁華街などの防火地域で高さ3メートル超の屋外広告物を設置する場合、主要部分を不燃材料で作るよう定めている。市は火災を受け、堺筋から四つ橋筋までの道頓堀川沿い東西約900メートルの区間を調査。110件が建築基準法の規定の対象だったが、59件の屋外広告物で不燃材料が使われていなかった。

 また、高さ4メートルを超える場合は材質を記載した書類を提出して市の審査を受けなければならないが、対象となる78件のうち、違反や審査を受けたことを確認ができないものが69件に上った。

 市は今回の調査対象エリア以外でも屋外広告物の設置状況について調査を進める。【鈴木拓也】

毎日新聞

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