「4・14のつどい」 雨の益城町で竹灯籠 熊本地震前震10年

2026/04/14 20:35 

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 観測史上初めて最大震度7の激震に2度見舞われ、災害関連死を含め278人が亡くなった熊本地震の「前震」から10年となった14日、甚大な被害が出た熊本県益城(ましき)町では約650本の竹灯籠(とうろう)に明かりがともされ、多くの人が犠牲者に祈りをささげた。

 益城町は前震があった2016年4月14日夜と「本震」があった同16日未明の2度、震度7を観測。家屋の9割以上が損壊し45人が犠牲になった。町では毎年、前震があった4月14日に「4・14のつどい」を開催。住民グループやボランティアが作った竹灯籠に復興・追悼のメッセージを添えて点灯している。

 今年はあいにくの雨だったが、日が暮れてまもない午後7時ごろ火がともされた。地震で自宅が全壊し、3年がかりで再建した野田義典さん(88)は今年初めて参列した。「10年たっても苦しんでいる人がいるので、何かできればと思った。亡くなった人たちのためにも、生きている私たちが家族に尽くし、幸せでいることを大切にしたい」と話した。【日向米華】

毎日新聞

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