「とーちゃんのふるさと」鉄道や観光名所にしんちゃんの声 秋田

2026/04/16 06:45 

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 人気アニメ「クレヨンしんちゃん」に登場する野原家の父、ひろしが秋田県出身という設定から、しんちゃん(しんのすけ)一家が同県内の鉄道車内や観光名所で音声アナウンスで登場し、観光促進に一役買っている。

 秋田県大仙市大曲大町の花火伝統文化継承資料館「はなび・アム」では、エレベーターで4階に上がると、パネルからおなじみの声が出迎えてくれる。「ほっほーい。オラ、野原しんのすけ。とーちゃんのふるさと秋田県と、オラたちが住んでいる埼玉県、そしてかーちゃんのふるさと熊本県は『家族都市』って知ってた?」

 作中で野原家は埼玉県に住み、ひろしが秋田県、母のみさえが熊本県出身とされている。3県は2022年7月に「家族都市」協定を結び、相互交流や観光振興に取り組んでいる。

 秋田県では「ここに来ればしんちゃんの声を聞くことができる」とファンらの来県のきっかけにしようと、3月下旬から一家が登場する音声アナウンスの提供を始めた。

 しんちゃんらの声が聞けるのは、はなび・アムのほか、秋田内陸縦貫鉄道(北秋田市)と由利高原鉄道(由利本荘市)の列車内や、JR秋田新幹線こまちの角館―大曲間の下りの車内の4カ所。しんちゃんらが観光地や地域の特色などを紹介する。秋田内陸縦貫鉄道では11日からラッピングが施された車両が運行。JR大曲駅(大仙市)の観光情報センターには秋田犬に扮(ふん)したしんちゃん像も展示されている。

 7月には秋田も舞台になる新作映画が公開される。県観光戦略課は「人気アニメを観光振興の起爆剤にして地域を盛り上げていきたい」としている。【真貝恒平】

毎日新聞

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