阿蘇山火口で大破のヘリ、引き上げへ 遠隔操作の無人重機で

2026/04/20 18:54 

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 熊本県阿蘇市の阿蘇山中岳第1火口で1月に遊覧ヘリコプターが大破した状態で見つかった事故を巡り、周辺自治体や警察などでつくる阿蘇火山防災会議協議会(防災協、会長・松嶋和子阿蘇市長)は20日、民間事業者が無人重機でヘリを引き上げる計画を了承した。

 20日に防災協の臨時会が市内で非公開で開かれた。終了後に記者会見した松嶋市長によると、遠隔操作で重機を火口斜面に下ろし、機体と搭乗していた3人を収容する予定で、対応する土木会社の火口への立ち入りを認めた。今後、関係者らが引き上げの詳細を調整する。事故後続く火口周辺の見学エリアの規制は継続することとした。

 機体は4月11日時点で1月の発見時より10メートル以上ずれ落ちているといい、松嶋市長は「できるだけ早い時期に実施したい」と話した。

 ヘリは1月20日午前、市内の観光施設「阿蘇カドリー・ドミニオン」を飛び立った後に行方不明となり、火口内で機体が見つかった。男性操縦士と台湾から来た男女2人が搭乗していた。【野呂賢治】

毎日新聞

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