北海道・青森・岩手で休校102校 震度5強「特別な備え」続く
「北海道・三陸沖後発地震注意情報」が発表されてから一夜明けた21日、注意の対象となった地域では、警戒の中での社会活動が本格的に始まった。気象庁は日ごろの備えの再確認のほか、すぐに避難できる準備など「特別な備え」を27日夕まで呼びかけている。
地震は20日午後4時52分ごろに発生し、青森県で震度5強を観測した。震源地は三陸沖で、震源の深さは約19キロ、地震の規模はマグニチュード(M)7・7。
総務省消防庁によると、負傷者は北海道、青森、岩手の3道県で計6人(重傷2人、軽傷4人)。津波注意報は20日深夜に、5道県40市町村で約18万人に出ていた避難指示は21日朝までに全て解除された。
文部科学省の21日夕のまとめでは、北海道、青森、岩手の3道県の小中高校など計102校が休校した。青森県の学校など27施設で外装がはがれたり、ガラスが割れたりする被害があったという。
青森県八戸市ではビルの外壁がはがれ、隣接する和菓子店の屋上に落下したとみられる。店の3階にある部屋の天井には穴が開いた。店主の岩岡研次さん(66)は「グラグラと揺れ、すぐにドーンという音がした。後発地震注意と言われても、仕事はするしかない」。市の中心街にある居酒屋「海鮮処 鮫浦」では窓ガラスが割れたが、21日午前に早速取り換えたという。店員の中山一喜さん(26)は「地震に注意し、今日から営業する」と話した。
政府が求める備えの対象地域は、北海道から千葉県にかけての7道県182市町村。内閣府は21日、対象地域の自治体の担当者らに向けた連絡会議を開き、住民への呼びかけの方法や内容を確認した。
注意情報は、平常時に比べて大規模地震の起きる可能性が相対的に高まったことを伝えるもの。必ずしも1週間以内に巨大地震が起きるわけではなく、世界の地震発生の統計に基づけば、M7級の地震から1週間以内に大規模な後発地震が発生するのは100回に1回程度とされる。
注意情報の運用は、2022年12月から始まった。発表されるのは、25年12月8日の青森県東方沖を震源とする最大震度6強の地震以来、2度目。【森田采花、田原拓郎、斎藤文太郎】
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