岩手・大槌の山林火災、住宅に迫る所も 鎮火の見通し立たず

2026/04/23 20:55 

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 岩手県大槌町で22日午後に発生した山林火災は23日も延焼を続け、少なくとも約200ヘクタールを焼いた。住宅を含む建物8棟の被害を確認。県のヘリに加え、災害派遣要請を受けた自衛隊も消火活動を行っているが、鎮火の見通しは立っていない。町は23日、避難指示の対象を1229世帯2588人に拡大した。

 町によると、焼失面積は確認できた範囲で小鎚(こづち)地区が約23ヘクタール、吉里吉里(きりきり)地区が約178ヘクタール。住宅に火が迫っている所もあるという。

 盛岡地方気象台によると、大槌町の付近は21~23日に乾燥注意報が出た。24、25日もまとまった雨は見込めないという。

 町内の小中高は23日に続き、24日の休校を決めた。平野公三町長は記者会見で「北海道・三陸沖後発地震注意情報も発令されており、火災と地震を合わせた形で適切に住民にアナウンスしていきたい」と述べた。

 避難所はこれまで4カ所に設置され、計約200人が身を寄せた。60代女性が避難所で転倒し、あご付近に軽傷を負った。

 火災は22日午後1時50分ごろに小鎚地区で発生し、午後4時半ごろに約10キロ離れた吉里吉里地区の山林でも起きた。【奥田伸一】

毎日新聞

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