「僕は裏方」旭日中綬章にガンダム総監督・富野由悠季さん

2026/04/29 05:00 

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 政府が29日付で発表した春の叙勲で、「機動戦士ガンダム」生みの親でアニメーション映画監督の富野由悠季(本名・富野喜幸)さん(84)に、旭日中綬章が授与されることが決まった。

 ◇旭日中綬章・富野由悠季さん

 「アニメーターや美術などのスタッフの手仕事のたまものが自分の作品で、僕は裏方。裏方が顕彰されたのはとてもうれしい」と笑顔を見せる。

 SF映画や手塚治虫の漫画に触れて育った。大学卒業時に大手映画会社の求人がなく、手塚が社長を務めるアニメ会社に入社。「テレビアニメは大人がやる仕事ではないという社会思想があったが、認められていった。仕事としてきちんとやっていけるものにしたいと思った」と振り返る。

 独立後の1979年に放送が始まった「機動戦士ガンダム」では原作、総監督を務めた。「ガンダム」の名を冠したアニメや映画は、今なお根強い人気を得ている。

 84歳の今も活動を続ける。「子どもにうそは言いたくない」と、信ぴょう性の感じられるストーリー作りを目指してきた。「一生懸命(活動)する場を与えてくれたテレビアニメの環境はありがたい」と語った。【森永亨、写真も】

毎日新聞

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