増加する児童相談所の一時保護 25年から司法審査導入

2026/05/09 16:00 

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 虐待を受けている恐れがある子どもを親から避難させる「一時保護」は、児童福祉法に基づき、児童相談所長の権限で行われる。子どもの安全確保や養育環境の把握を目的とする。

 こども家庭庁によると、2023年度の一時保護は全国で5万5422件あった。14年度は3万5174件で年々、増加傾向にある。

 親と子を強制的に引き離す一時保護は、親権や子どもの自由の制限にもつながる行政処分だが、児相が虐待だと誤認して一時保護する事例もあった。

 こうした一時保護の判断に中立な第三者の審査が必要だとして22年に児童福祉法が改正され、25年6月から司法審査が導入された。児相は親権者が同意しない場合、一時保護開始前か一時保護から7日以内に「一時保護状」を請求することになった。裁判所が妥当でないと判断した場合は一時保護は見送るか、解除しなければいけない。【水谷怜央那】

毎日新聞

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