平安時代からの歴史 福岡・みやこ町の生立八幡宮で「力の奉納」
福岡県みやこ町犀川生立の生立(おいたつ)八幡宮で9日、約1000年の歴史があるとされる神幸祭の奉納行事が始まった。山笠6基が八幡宮を出発し、「御旅所」までの約100メートルを勢いよく練り歩いた。
神幸祭は「犀川神事」とも呼ばれ、平安時代の1067(治暦3)年に始まったとされる。山笠は高さ約15メートル、重さ約3・5トン。県内でも有数の大きさ。その山笠を勇壮に担ぎ上げる姿は「力の奉納」とも称される。犀川地区の八つの集落が2023年まで曳山(ひきやま)2基と舁山(かきやま)6基を奉納していたが、高齢化などにより舁山2基が減り、計6基の奉納となっている。県指定無形民俗文化財。
五月晴れの下、鉦(かね)や太鼓がにぎやかに打ち鳴らされ、5色の切り紙などで飾り付けられた山笠が1基ずつ移動を開始。約100人の男衆が「よいしょ」と舁山を担いで動き始めると、沿道の見物客から拍手と歓声が上がった。
山笠は10日午後3時から、今度は御旅所から八幡宮前に向けて巡行する。【出来祥寿】
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