テレビ番組で1億円鑑定 京都府立植物園、幻の古文書を初公開
開園から102年を迎えた日本最古の公立植物園、京都府立植物園(京都市左京区)が所蔵する古文書「本草綱目(ほんぞうこうもく)」が、あるテレビ番組で400年以上前に中国で出版された初版本と認定され、1億円の鑑定評価を受けた。植物園ではこの「幻の古文書」を来場者増につなげようと、8日から、一部の展示を始めた。
本草綱目は、中国・明代の医師で学者の李時珍(りじちん)が、薬となる動植物や鉱物など(本草)の産地や効用を26年の歳月をかけてまとめた事典(全52巻)。約1900種の本草を「綱」と「目」に細かく分けて体系化されており、1596年に出版された。日本へも江戸時代に伝来し、1607年には徳川家康に献上された。
府によると、初版本は金陵(現在の南京)で発行されたため表紙に「金陵本」と記され、世界で15組しか確認されていない。極めて希少性が高い書籍で「幻の古文書」とも呼ばれる。ユネスコの世界記憶遺産にも登録されている。中でも、ほぼそろっている初版本の完本は府立植物園の所蔵を含め8組しかないという。
府立植物園が所蔵する本草綱目は全52巻のうち46巻で、植物病理学の礎を築いた植物学者、白井光太郎(1863~1932)が寄贈した。それ以前は、江戸期を代表する日本の本草学者、小野蘭山の弟子だった紀州の医師、小原桃洞の蔵書だった。所蔵する本草綱目の中には、白井の直筆メモも貼り付けられていたという。
今年1月、植物園の魅力を発信しようと、職員の提案でテレビ東京の番組「開運! なんでも鑑定団」に鑑定を依頼した。番組の中で、和洋の古文書に詳しい八木正自さんが本草綱目の初版本と認定。欠本はあるものの、ほぼ全巻がそろう完本だとし、鑑定額を1億円と評価した。現存する初版本の完本は、他に国内に4組、中国に2組、米国に1組しかないとされる。
府立植物園が所蔵する本草綱目の一部は8~17日、植物園会館2階多目的室で展示されている。一般への公開は初めて。【久保聡】
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