人間なら100歳超 今も元気に暮らすレッサーパンダの風太

2026/05/22 17:00 

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 かつて2本足で立ち上がる姿で人気者となった千葉市動物公園の雄のレッサーパンダ「風太」が今も元気だ。

 2005年ごろ、風太の直立した姿が新聞やテレビで紹介されると、関連グッズが発売されるなど日本中でブームとなった。あれから20年以上が経過し、風太は今年の7月で23歳を迎える。レッサーパンダの飼育下の平均寿命は約15歳といわれており、人間に換算すると100歳を優に超えているという。

 風太も寄る年波には勝てず、足腰が弱まり、右目が白内障になるなど視力も低下してきているが、長年すみ慣れた飼育舎で、匂いや音などを頼りに不自由なく移動することができている。

 食欲旺盛で朝夕2回の食事と午後のおやつを欠かさず、サツマイモや煮干し、粉末状にしたササなどを食べて元気に過ごしている。

 同園飼育班の岡野鈴子さんは、風太の長寿の秘訣(ひけつ)を「あまり人慣れしておらず、野性味を残しているのが長生きの秘訣なのでは」と分析する。

 風太はチィチィとの間に8匹の子供をもうけ、チリや台湾の動物園など世界中に50匹以上の子孫を残してきた。国内のレッサーパンダの最高齢の記録は24歳。岡野さんは「最高齢の日本記録を超えられるように、飼育していきたい。風太頑張れ」とエールを送った。【西夏生】

毎日新聞

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