正岡子規・夏目漱石ゆかりの「白猪の滝」、国の名勝に指定 愛媛

2026/06/20 06:15 

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 「追いつめた 鶺鴒(せきれい)見えず 渓の景」 子規

 「雲来り 雲去る瀑の 紅葉かな」 漱石

 国の文化審議会が19日に国の名勝に指定するよう答申した愛媛県東温市の「白猪(しらい)の滝」(落差84メートル)。明治を代表する俳人、正岡子規と文豪、夏目漱石が訪れた際に残した句が滝近くに掲げられている。

 2人は東京大予備門時代に出会い、松山出身の子規が白猪の滝を訪れたのは、帝国大学(現・東大)在学中の1891(明治24)年8月だった。漱石は95(明治28)年に愛媛県尋常中学校に教師として赴任。夏には下宿の愚陀仏庵(ぐだぶつあん)で、大学を退学した子規と約2カ月間の同居生活を送り、句作に励んでいた。白猪の滝を訪れたのは、子規が愚陀仏庵を出た後の同年11月だった。漱石は滝を見た後、50句を詠んで子規に送っている。

 愛媛県教委文化財保護課の担当者は「冬の氷ばくのイメージが強いが、子規や漱石との関わりも名勝指定を機に知っていただければ」と話していた。【栗田亨】

毎日新聞

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