障害者施設の職員が20代利用者に暴行 複数回蹴ったか 栃木

2026/06/23 15:38 

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 栃木県鹿沼市茂呂の障がい者支援施設「鹿沼愛隣福祉センター」で利用者の20代女性に対し、蹴るなどの暴行を加えていたことが23日、施設への取材で分かった。鹿沼署も事案を把握し捜査している。

 施設は社会福祉法人東京愛隣会が運営。岩出憲施設長によると16日午前、女性利用者に男性職員が暴行を加える様子を同僚の管理栄養士が目撃し、施設に報告した。男性職員は立った状態の女性利用者の頭を後ろからつかみ、ふくらはぎや足首を複数回蹴ったという。また同日、女性利用者が施設の外に出たところ、男性職員が「リフティングのように後ろから尻を蹴りながら施設内に戻した」という様子も他の職員に確認されていた。

 男性職員は施設で約3年勤務。施設は事案を鹿沼市に報告するとともに、男性職員を17日から出勤停止にしたという。

 女性は約8年前から同施設の食事やトイレ、入浴の介助を受ける「生活介護」を利用していた。女性は15日から精神的に不安定な状態にあり、突然大きな音を出したり施設を飛び出したりすることがあったという。

 施設では54人が「生活介護」を利用しているという。岩出施設長は「職員の休みなどが重なり人員が少なく、特定の職員に負荷がかかる状態になり結果として虐待につながった」とし、「支援体制や職員の意識改革を図って再発防止に努めたい」と話した。

 鹿沼市は近く、施設に調査に入る予定。松井正一市長は23日の定例記者会見で「いかなる状況でも虐待はあってはならない。県とも協議しながら、このようなことが二度と起きないようしかるべき対応を求めていきたい」と述べた。【白川徹、松沢真美】

毎日新聞

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