戦争映画「野火」に触発 小倉昭和館で黒田征太郎さんのイラスト展

2026/07/02 08:15 

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 戦争映画「野火」を北九州市小倉北区の小倉昭和館で上映するのを前に、画家の黒田征太郎さん(同市門司区)がこの映画に触発されて描きおろしたイラスト22枚の展覧会が同館ロビーで開かれている。上映は4日午後1時半からで、展覧会は20日までを予定している。

 「野火」は大岡昇平の同名小説が原作で、戦後70年にあたる2015年に初公開された87分の作品。第二次世界大戦末期のフィリピン・レイテ島で敗色濃厚の中、飢餓による極限状態に追い込まれた日本兵を描く。これまで小倉昭和館でも上映され、監督と主演を務めた塚本晋也さんと黒田さんが対談したこともある。

 イラストは、昨年同館で鑑賞した黒田さんが水彩やクレヨンなどで制作した。黒い涙を流す顔や、横たわる人の姿、火などを描き「野火」「NOBI」といった文字を入れている。22枚とは別に、鑑賞直後にその場で描いたクレヨン画も展示されている。

 同館館主の樋口智巳さんは「塚本さんのエネルギーと作品に込めた思いを受け止めた黒田さんのエネルギーが爆発している。2人の平和に対する思いが形になったと思う」と観覧を呼びかける。

 22枚のうち16枚はポストカードセット(税込み2000円)として上映日の4日に販売する。また、上映後は塚本さんと黒田さんが登壇。サイン会もある。上映とトークイベントは一般1500円、学生1000円。同館(093・600・2923)。【宮本勝行】

毎日新聞

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