宇城と八代で3.3万人が震度7経験か 位置情報解析で推計

2026/07/31 18:39 

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 28日の熊本地震で、熊本県宇城市と八代市の計約3万3100人が震度7の激烈な揺れに見舞われたとの推計結果を東北大災害科学国際研究所の研究チームが31日に発表した。「立っていることが困難になる」とされる震度6弱や「立っていることができず、はわないと動けない」とされる震度6強も含めると、両市で計約12万5000人が激しい揺れにさらされたとみられるという。

 ユーザーが持つスマートフォンの位置情報の推計から、地震発生当時どこにどれくらいの人数がいて、地震後にどう動いたかのビッグデータを取得。震度分布と重ね合わせ、震度別にさらされた人数を示す「影響度指数」を計算した。

 解析結果によると、宇城、八代両市の震度5弱以上の揺れがあった地域には当時計約13万4000人がいた。そのうち震度7の地域に計約3万3100人、6強の地域に計約2万6200人、6弱の地域に計約6万5500人がいたと推計されたという。

 また、地震の前と後で滞在人口を比べ、地震後の人の流れを推計したところ、大型商業施設に滞在する人数は90%以上減少していたのに対し、開けた空間のある大型の公園などでは10倍程度増えていた。

 研究チームによると、影響度指数は地震発生後1~2時間で解析結果を示すことができるという。チームのマス・エリック准教授(防災科学)は「今回示したのは直接的な被災者数や負傷者数ではないが、被害を想定するためのデータとして使用できる。救助や支援、物資輸送などに活用してほしい」と話している。【垂水友里香】

毎日新聞

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